« ザ☆損害保険基礎 | トップページ | 戦争を知らずに僕らは生まれた »

2008年6月26日 (木)

学資保険について検証しました…

ごぶさたーんしております☆記事の一つ一つが長文かつ内容濃いめなので、スローペースで更新してます…お許し下さい。基本ここではお金とキャリア(仕事力)について書いていこうと思っていますので、皆さんは鉛筆片手に週一塾に来る感覚で読みに来ていただければと思います♪コメントは少ないですが、意外と高アクセスで驚きもものきさんしょのき…

さて、今日は前回までの保険の話を踏まえた上で、以前とある方からお伺いしておりました“学資保険は入るべきでしょうか?”という質問にお答えしていきたいと思いますヽ(´∀` )

“学資保険”というと、郵便局のものが有名ですよね?しかし今は、民間の(郵便局も民営化しましたが…)保険会社も学資保険を取り扱っているところは多いです。前回までの記事をお読みの方は、すでにピーンと来ていると思いますが“保険会社が力を入れて売っている”ということは“保険会社がもうかる”と疑ってかかりましょう。(商売なんてそんなもんと言えばそれまでですが、金融商品は目に見えない分…疑いのレーダーは常に発信していて下さい!)今回は、一般的な学資保険を例にして検証していきます。全ての学資保険に当てはまるとは限りませんので、ご了承下さいませ。

学資保険は契約者(保険料を払う人)が親で、被保険者(この人が亡くなったら保険金が出る)が子供の保険です。満期は18歳(大学入学時)です。つまり、被保険者(子供)が18歳になっても生きていたら満期金がもらえます。それまでに12歳(中学校入学時)と15歳(高校入学時)に一時金がもらえます。もし満期前に契約者(父親の場合が多いでしょう)が亡くなった場合は、保険料の支払いをしなくてよくなります。(一時金や満期金はもらえますよ)そして被保険者(子供)が満期までに亡くなった場合は、死亡保険金を受け取ることが出来ます。では、実際の数字を出して説明していきましょう♪

ある学資保険の金額を例に出します。満期でもらえる金額は400万円です。一時金は12歳の時に50万円、15歳の時に50万円を受け取ることが出来ます。要するにもらえる金額は400万円+50万円+50万円=500万円です。月額保険料は23,400円です。つまり満期までに支払う保険料の総額は23,400円×12ケ月×18年=505万チョットになります。契約者が亡くなった場合は、保険料の支払いは免除になります。被保険者(子供)が亡くなった時は死亡保険金として400万円~500万円を受け取ることができます。

さてさて、上の文章を読んで2つのことに「?」が湧きませんか?①子供が18歳まで生きていたら5万円チョット損をした計算になる。(500万円-505万円=マイナス5万円!)②子供の死亡保障に400万円という金額は多すぎる。(この2点がおかしいと気づいた人は、保険に対する基礎が出来てますよ☆)ですねヽ(´A` )

保険の見直しや加入を検討するときに、目を付けてほしいことは“必要以上に保険金をもらえる=必要以上に保険料を払っている”というところです。愛する子供さんが亡くなればきっと悲しいでしょうが、実際に必要な金額は“お葬式代”のみなんですね。(実際に受け取りたい保険金の金額は、感情で勘定してはいけません…)ですから、死亡保障はこの半分でいいのです。さらに学資保険は、親の死亡保障の役割も果たす保険でもあります。そう考えるといいような気がしますが、子供が18歳になる前に契約者(親)がなくなる可能性は、さほど高くはありません。そう考えると、学資保険は実質は“損をする確率が高い保険”ということになります。さらにこのような場合、契約者(親)は学資保険とは別で生命保険に入っている場合が多いです。学資保険は生命保険の役目があるので、生命保険+学資保険で加入すると過剰な保険加入状態(保険貧乏)になってしまうと思われます。

さらにもう一つ恐ろしいことがあります。それはインフレリスクを回避できないことです。要するに「物価が上昇しても、もらえる保険金は上がらない」というわけですね。18年後、物価が上昇している可能性は…果たしてどうでしょうか?それに伴い多少給料が上がっていたとしても、保険金は…(涙)というおちになりかねるでしょう。学費だって、今後どう上がっていくかなんてわかりませんしね。(学資保険も多種多様なので、気になる学資保険があれば上記文章のように自分で計算してみましょう♪)

学資保険は郵便局が力を入れていた保険でもあり、日本人はとてもいい印象を持っています。(個人的に郵便局や銀行で扱っている保険ほど、疑って欲しいと思いますが…)しかし保険の内容をきちんと把握し冷静に考えてみると、無駄のある保険でもあると思います。私はアンチ学資保険でもありませんし、うまく他の保険やその他金融商品と組み合わせて上手に活用が出来るなら…ご加入されてもかまわないと思いますよ。また私たちの親の世代は、保険の利回りが非常によい時代に生きてきています。うちの母もそうですが、保険神話…特に学資保険神話のようなものがまかり通っています。親の時代と、私たちの時代は全く話が違います。親のアドバイスに感謝しつつも、時代を理解しきちんと正しい知識とつけていけるようになりましょうね

「じゃあ学資保険の代わりに何に入ればいいのですか?」と聞こえてきますが…答えは十人十色です。と言ってしまうと、非難ゴーゴーな気がしますので軽くお話ししておきます。最低限の死亡保障を終身保険に加入しているなら(忘れた人は過去の記事で復習を!)0~15歳の間だけ掛け捨ての定期保険に加入し、子供にお金がかかる間の死亡保障を分厚くしてはいかがでしょうか?(0~18歳の保障を厚く出来たらベストですが、中途半端な年数の定期保険ってあまりないんです…)ちなみに掛け捨ての定期保険で学資保険と同じくらいの保障を求めるなら1,000円くらいで入れます♪安いですよね~)

「なるほど!浮いたお金で郵便貯金(銀行の定期預金)ですね!」と答えた方…。残念ながら、それでは△いやむしろ×と言っても過言ではありません。浮いたお金で、投資をして下さい!「えぇ~ヽ(´A` ) 」という悲鳴が聞こえておりますが、誰もギャンブルしろとは言っていません。子供の教育資金ですから、リスクが少なめな運用をお勧めします。MMFでの積み立てなどはいかがでしょうか…?

「MMFってなんじゃらほい!」と言ったそこのあなた。これからの時代、郵便貯金や銀行の預金だけでは追いつかない時代になります。年金の記事で話した通り、老後には莫大な資金が必要となります。親の世代は物価がさほど上昇しない中、給料が約10倍になった奇跡の世代です。奇跡の世代の親たちは「株?投資信託?恐ろしか~」と言います。しかし、私たちの世代は投資をせず預貯金しかしなかったら…かなりの高確率で家計は破綻します。脅しではなく、紛れもない事実です。預貯金だけでは、インフレリスクは回避できませんよ。次回より“投資”の基礎について、書いていこうと思います。投資のとの字もわからない方、投資=悪いことと思っている方…あなたのそのベクトルの向き、私が変えてあげましょうヽ(´∀` )

|

« ザ☆損害保険基礎 | トップページ | 戦争を知らずに僕らは生まれた »

お金の話(保険)」カテゴリの記事

コメント

わかりやすい説明ありがとうございましたheart02

自分の考え、半分正解で半分ハズレだったcoldsweats01
たまたま今日学資保険の広告が入ったので見ると『5年ごと利差配当付、返戻率約108%』なんて書いてあったcoldsweats02うまい話には裏がある…だねcatfaceおまみんのマネー講座をしっかり学んで賢いお金の使い方をするぞrock半分ハズレの部分を見直しますdash
おまみんありがとう
ヾ(´∀`)

投稿: マミー | 2008年6月28日 (土) 22時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1047957/21892057

この記事へのトラックバック一覧です: 学資保険について検証しました…:

« ザ☆損害保険基礎 | トップページ | 戦争を知らずに僕らは生まれた »